面接に行く前に準備しておくこと
まずは、すでに記入・提出した履歴書やエントリーシートを良く見返しましょう。
面接では絶対にそれらについて触れられます。
何を聞かれても大丈夫なように、頭の中でしっかりとイメージトレーニングをすることが重要です。
しっかりとイメージトレーニングをすることで、本番での緊張を和らげることができます。
初めての面接だったり、志望度の高い企業の面接だと、いやでも緊張してしまうかもしれません。
ですが、この「緊張しすぎないようにする」というのがとても重要です。
緊張していると、せっかく準備したエピソードをしっかり伝えられないことが増えてしまいます。
しかも、見た目が弱々しく見えたり自信がなさそうに見えたりと、面接官からの印象も悪くなりがちです。
過剰な緊張を防ぐためにも、本命企業を受ける前にいくつか面接を受けておき、自信をつけておくのが望ましいと言えます。
そして事前準備を万全にし、しっかりとイメージトレーニングを行うことがポイントになります。
いざ面接を受ける際の注意点
入退室の際のノックの仕方など、そういったいわゆる「マナー」というものは様々なところで語られておりますので、あえてここでは触れません。
新卒の社員として、最もあなたが企業に貢献できることは何か。これを考えることで、面接時のポイントも見えてくるかと思います。
新卒社員が最も企業に貢献することができるポイント、それは「元気」です。
むしろそれだけと言っても過言ではありません。
入社してすぐに会社の利益となるような営業成績を残したり、新たな商品を開発したりすることは不可能です。元気の良さで社内を明るくする、それが新卒社員のもっとも大きな仕事なのです。
従って、面接官もそのポイントをもっとも重視しています。
挨拶を元気にはっきりとできるか、性格が明るくて活発かどうか、などです。
入室の際や面接が始まる際、帰り際など、そういった場面ではとにかく元気にあいさつをしてください。
「目を見て話す」ということも非常に重要です。
それだけで、面接官に「信頼感がある」「誠実・素直そう」などといった好印象を持ってもらうことができます。
そして最も重要なポイントが面接官の話を聞くということです。
意識の置き方として、「話す」のが3割、「聞く」のが7割だと思ってください。その理由は二点あります。
質問に答えるため
まず、面接というのは面接官からの質問に答える時間です。質問に答えるには、その質問を良く聞いていなければなりません。
当たり前のことですが、これができていない就活生がほとんどなのです。
質問に質問で返したり、質問に対してトンチンカンな答えを返したり…
たとえば、「あなたがゼミ・研究室で勉強していたことについて教えてください」という定番の質問をされたとします。
この時、
「この人の研究分野は私と同じっぽい、興味があるからぜひ聞いておこう!」
と面接官が思って質問してきたわけではありません。あったとしても、可能性は限りなくゼロに近いはずです。(理系の研究職なら別ですが、、、)
面接官が知りたいポイントは、以下の3つです。
・学業にしっかりと取り組んできたか
・説明力、プレゼン能力があるか
・学業の中から何を学んだのか
就活生の勉強してきた分野に関して、面接官は基本的に素人です。
そのため、わかりやすい説明を求められます。
素人にわかりやすい説明をするためには、「その分野に対して良く理解している」「説明能力・プレゼン能力(=人にものを伝える力)が高い」といったことが必要なので、企業の求める人材像とマッチするのです。
そして勉強してきた内容から多くのことを学んでいる学生は、これからも仕事を通して様々なことを学ぶことができるので、成長が期待できると考えられます。
このように質問をよく聞いて、面接官が何を聞きたいのか、何を意図して質問しているのかを良く考えて答えるようにしましょう。
面接官に気持ちよく話させるため
面接官は一日に何百人もの人を相手にすることがあります。そして相手は全て就活生なので、全員が似たような話を延々と続けるのです。
しかも、そのほとんどは自分が興味すらなく、全く面白い話ではありません。
あなたなら、全員の話に興味を持って聞くことができますか?
面接官も人間なので、どうしても集中力を維持するには限界がありますし、疲れてくることもあります。
つまり、よっぽど話が面白くなければ、話の内容のみで面接官の印象に残るのは不可能なのです。
では、面接官の印象にのこり、次の試験に進むためにはどうすればいいのか。
単純に言えば、面接官に気に入られれば試験を突破することができます。
それには、面接官に気持ちよく話をさせることです。
上述した「質問にしっかりと答える」ことも非常に重要です。
面接官にとっては、1回の質問で自分の聞きたかった答えが返ってくるというのは、それだけで気持ちのいいことだからです。
さらに言えば、面接官の話をよく聞き、隙あらばこっちから質問を返してください。
採用試験の面接は、特に二次試験や三次試験などになると多くの場合、役職のついたおっさんが担当します。
この「おっさん」というのは、自分の話をするのが大好きな生き物なのです。
内容は部活の話を聞かれたならスポーツの話をしてもいいですし、趣味の話題になったら面接官の趣味を聞き返してみてもいいです。
面接官に自分のことを気持ちよく語らせることができた場合、その通過率は限りなく100%に近づきます。