自己分析はやらなくてもいい!?
はっきり言って自己分析をやらなくても、履歴書やエントリーシート、面接の対策をしっかり行えば内定を勝ち取ることはできます。
自己分析は内定を勝ち取るためにするのではなく、自分に最適な企業を見つけるために行うのです。
2013年10月29日の厚生労働省の発表によれば、大学を卒業して就職した新卒社会人の30%以上が3年以内に就職した会社を辞めています。
これは様々な理由が考えられますが、そのうちの一つが「ミスマッチ」です。
「こんなはずじゃなかった」
「自分がやりたいのはこんな仕事じゃない」
「毎日がつまらない」
こういった気持ちになることで、会社を辞めてしまいます。
「自分が本当にやりたいことはなんなのか」
「自分がやっていて楽しめる仕事はどんなものなのか」
これらをはっきりさせて、自分にとってピッタリな仕事を探すために自己分析をするのです。
自己分析とは
「自己分析って何をすればいいの?」
これは就活生の多くが最初に抱く疑問ではないでしょうか。
「自己分析」とは、自分の「取り扱い説明書」をつくる作業です。
「自分」という「商品」が何をするためにあり、そのための原動力はなんなのか。
またどんな機能があって、それを応用することで何ができるのか。
そして、そのような商品ができた過程はどんなものだったのか。
こういったことをはっきりさせるのが自己分析です。
そして、この「取り扱い説明書」を使って人に商品を説明するのが「面接」の場であり、結果的に誰かに買ってもらうことで「内定」となります。ここまでの流れが、すなわち「就職活動」です。
商品を売るためには、まずその商品について誰よりも詳しくならなければなりません。
自己分析のやり方
これは本当に様々なやり方がありますが、おすすめの方法を一つ紹介します。
【自分の価値観を見定める】
(1)物心ついてから今まで、どんなに些細なことであろうと嬉しい・楽しいと思った経験を思い出せる限りすべて書き出す。
[例] 部活の大会で勝った、犬を飼い始めた、100円拾った、など
(2)それぞれの経験で、それに関わった人を書き出す
(3)なぜその経験が嬉しかった・楽しかったのか、理由を書き出す
こうして「嬉しい・楽しいと感じた理由」を書き出すと、必ずいくつか共通するものがあるはずです。
それがあなたの価値観となります。
ここまでやれば、「自分がどんなことに喜びを感じるのか」がわかっているはずなので、それを感じられそうな業界・企業を探して受ければいいことになります。
また実際の採用試験においても、自分の経験に関して細かくまとめているので面接で自分の経歴を話す際に具体的に話すことができると思います。